幕間のメモ帳

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2016年 04月 30日

ここ最近?の観劇作品

 2015年は遊戯空間での公演が、7月『草迷宮』、10月『心中天網島』、12月『全段通し仮名手本忠臣蔵』と続き、あまりひとの芝居を観に行けなかった。観劇は作り手にとっての大切なインプットなのだが、現場に入りびたると、どうも集中を途切れさせたくなくなって、自分の現場に閉じこもってしまう。

 別役実フェスティバルの上演を何本か見たが、私が見た中では今一つ納得できるものがなかった。
コウモリ傘が意味する静かなたたずまい、根源的な不安感、孤独感が感じられない。
元気な演出が多かった。
人間存在の裏側、陽の当たらない部分、影で見えにくい部分をもっと描き出してほしい。
別役ドラマのクライマックスでは風が吹く。その風は、人間存在の頼りなさがあばかれ、孤独と向き合った瞬間に吹く風だ。
私の思う別役ドラマの空間は、昭和の路地のような懐かしい湿りっ気のある空間だ。どうも平成の街並みを見ているような明るい演出は味気なかった。

 東日本大震災以来、演劇界にも社会派作品を多く見かけるようになった。
演劇は大衆のエネルギーを吸い取り、それを昇華させ、作品を社会に還元させていく行為だとしたら、かの震災被害と原発問題、安倍政権の動向を考えれば、昨今の社会派演劇の流れは至極当然といえば当然だ。宮本研作品が多くの新劇団によって取り上げられるのもその傾向ということだろう。
ただし、こういう状況だからこそ、あえて芸術至上主義的な作風をもったものに意気込みを感じたりもする。かくいう私も2015年は自劇団で古典的なテキストによる公演を3本つづけた。
直接的に時代を語らずに、演劇そのものを自立した豊かなものにしていきたい。そうすることが、逆説的ではあるが、時代を強く意識した行為であることでもあると思う。

人間が豊かにならなければ、戦いは終わらない。

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2015年

6月4日(木)青年座公演『山猫からの手紙ーイーハトーボ伝説ー』
作:別役実、演出:伊藤大 @青年座劇場 ★★

6月5日(金)勝田事務所公演『かもめ』
作:チェーホフ、演出:松本裕子 @Dー倉庫 ★★

6月12日(金) 劇団東演+劇団文化座『廃墟』
作:三好十郎 演出:鵜山仁 @東演パラータ ★★

6月18日(木) 劇団俳優座『象』作:別役実 演出:菅田華絵 @劇団俳優座5階稽古場 ★

7月16日(木) リオフェス2015『Dance/歳月の恵み』
作:岸田理生 構成・演出:千賀ゆう子 @絵空箱 ★

8月27日(木)tori studio『バタフライは自由』
作:レオナルド・ガーシュ 翻訳・演出:tori @ラビネスト ★★

9月4日(金)オフィスワンダーランド『アレキサンドル昇天 青木繁・神話の棲み処』
作・演出:竹内一郎 @紀伊国屋ホール ★★

9月11日(金)『はるなつあきふゆ』
作:別役実 演出:小山ゆうな @銅鑼アトリエ ★★

9月12日(土)シアターX・アメリカ演劇上演研究会『命に代える妻』『無謀』
作:ユージン・オニール演出:大内三郎 @シアターX ★

9月13日(日)千賀ゆう子企画『平家を語る』@ストライプハウスギャラリー ★

9月19日(土)『わたしもカトリーヌ・ドヌーヴ』
作・演出:ピエール・ノット@上野ストアハウス ★★

12月13日(日)劇団俳小『イルクーツク物語』
作:アルプーゾフ 演出:河田園子 @シアターグリーン・ビッグツリー ★★

12月16日(水)歌舞伎公演『通し狂言東海道四谷怪談』
作:鶴屋南北 松本幸四郎主演@国立劇場 ★★

12月20日(日) tori studioプロデュース『お月様へようこそ』
作:ジョン・パトリック・シャンリー 演出:中江翼 @トリスタジオ ★

12月26日(土)劇団チョコレートケーキwithバンダ・ラ・コンチャン
『ライン(国境)の向こう』
脚本:古川健 演出:日澤雄介 @東京芸術劇場 ★

2016年

1月10日(日)シムズ・バレエ『空のあいだ 時のあいだ』
演出・振付:畠山慎一 @吉祥寺シアター ★

1月30日(土)『DRAGON`S HEAVEN外伝 Mayfly Flute-六月の間奏曲-』
脚本・演出 佐々木総@新生館スタジオ ★

2月26日(金)ストアハウスコレクション タイ週間
『Remains』『Red Tanks』@上野ストアハウス ★★

2月27日(土) キンダースペース『フェードル~あるいは崩れゆく人々』
構成・演出:原田一樹@シアターX ★

3月3日(木)劇団銅鑼『池袋モンパルナス』
作:小関直人 演出:野崎美子 @俳優座劇場 ★★

3月6日(日)劇団ババサーカス『煉獄』
脚色・演出:イ・ウンジン@下北沢小劇場B1 ★

3月21日(土)21g座×創造工房『在りし日の街~謳歌せよ我が世~』
作・演出:岡戸優太@明石スタジオ ★★

3月26日(土) 三ツ星キッチン『ハンディ』
脚本・演出・出演:市村啓二 出演:武者真由@阿佐ヶ谷アートスペースプロット ★★

4月24日(日) 板橋演劇センター『ヘンリー八世』作:シェイクスピア 演出:遠藤栄蔵 @板橋区立文化会館小ホール ★

(★★★サイコーです! ★★よかった ★もの足りない)
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# by yugikukan | 2016-04-30 16:49 | 日記
2015年 11月 10日

「全段通し仮名手本忠臣蔵」稽古開始!

11月9日(月)、「全段通し仮名手本忠臣蔵」の稽古が始まる。

本年で4年目を迎えるこの企画、今回も充実した舞台に仕上がりそうな予感を抱ける稽古初日となった。

メンバーのアンサンブルもバランスが取れている。
またひとりひとりのクオリティも高い。
若手も古典の文体によく馴染んでいる。頼もしい限りだ。

今回は、演出的に作品の骨格はあまり変更せず、俳優の発する声がより着実にドラマを生成しているかどうかを見極めていきたい。

4年前、まずは歌舞伎、文楽の全段を鑑賞し、それを基礎工事にして作業がはじまったが、上演を重ね4年目ともなると、俳優たちは意味のレベルではあまり抵抗を感じなくなった。それは俳優の体に言葉が浸透してきた、いわゆる「腹に落ちてきた」ということかもしれない。

そうなると、問題になるのは、俳優たちの対立、葛藤がよりリアルであるかどうかである。

様式のある文体を使って、他者とアクティブな関係性を築く。

ここには、文体をコントロールする自分自身へ向けた意識に加えて、他者への働きかけを意識したものが必要となる。

その働きかけがリアルであれば、言葉の意味を超えたドラマが立ち現れるだろう。

俳優は、内に向かう意識と外へ向かう意識を持たなくてはならない。

そしてまた、別の課題も加わる。

「地」の文体を如何に語るかである。

俳優は、対話を主にした台詞だけを発するのではない。
その行動を描写した「地」も合わせて語る。

それを実現するためには、「役を演じる」ということを対象化しなくてはならない。
役の情緒に振り回されることなく、常に客観性を保持しながら、役を操るという意識が必要なのだ。

物語の魅力を伝えること、そして、演技についての認識を深めていくこと。

豊穣な言葉の提示に留まらない、生き生きしたドラマの生成、そこに向けて稽古を深めていきたい思う。
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# by yugikukan | 2015-11-10 06:54 | 演劇 
2015年 06月 02日

朗読劇『継志』其の四~沖縄の地上より~ 初日

d0003835_10574413.jpgd0003835_1058658.jpg『知る沖縄戦』という補助教材をご存知だろうか。
コンパクトサイズでカラー12ページ。ひめゆり学徒隊や集団自決、対馬丸撃沈。多くの住民が巻き込まれた地上戦の悲劇を伝える証言を中心に、Q&A方式の解説、沖縄出身の女優二階堂ふみや腹話術師いっこく堂のメッセージなどで構成されている。「沖縄戦」について非常によくまとまった資料だ。

http://www.asahi.com/special/nuclear_peace/shiru/

朝日新聞社が発行し、昨年夏に希望する中学校・高校や個人に38万部が無料配布された。12月頃に、大阪の学校でこの資料を使った修学旅行前の授業があり、ある生徒がそこに記述された残虐さなどに疑問をもち、親に相談したところ、この父兄が学校に抗議し、回収となったようだ。この回収問題は、国会でも取り上げられ、『知る沖縄戦』は、不適切で偏向しているものというレッテルを貼られてしまった。

 戦後70年の今年、時代が一巡りするように、戦争の体験を語ってきた語り部たちも引退の時期にさしかかっている。「沖縄戦」の象徴的存在となってきた「ひめゆり学徒隊」の生存者らが建てて運営してきた「ひめゆり平和祈念資料館」の語り部の講話が、今年3月に終了した。語り部は21人が引退し、9人が他界していた。86歳から89歳の9人が残っていたが、4月以降講話の予約は受け付けないという。
 「戦争」の悲惨さを知る者がどんどん日本からいなくなってきている。そのため、昨今の風潮として、「戦争」を政治経済の立場で客観的に語ったり、先の「戦争」を正当化し、国民の意識を鼓舞したりするような言動をしばしば耳にする。そして、「平和」の二文字を口にすると、幼稚な夢想家、あるいは、「自虐史観」で日本をダメにする輩といった扱いを受けたりすることもある。
 
長谷川由里さんが企画したこの『継志』というシリーズは、今回四回目を迎え、戦争手記や証言を構成し上演してきた。台本作成のため、あらためて戦争の手記や証言を読んでみると、そこで繰り返し訴えられていることは、戦争は絶対にいけない、というメッセージだ。戦争は民衆に多大な犠牲を強いることになる。沖縄戦では、「鉄の暴風」とまで形容された砲弾の雨を浴び、捕虜になれば米兵に非人道的な目に遭うと妄想して「集団自決」に追い込まれた。これらの体験を当事者に代わって声を発し続けなければならない。「平和」な時代を希求し、「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」を心に刻んで。(公演パンフレットより)
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# by yugikukan | 2015-06-02 10:50 | 日記
2015年 05月 26日

『日曜日』初日閉幕

劇団櫂人アトリエ公演2015~月曜サロン・櫂人と過ごすひとときに~
『日曜日』(Bプログラム)の初日が無事終了しました。マチネ公演では、途中地震による中断もありましたが、概ね好評のうちに幕を閉じることができました。
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ご来場の皆様ありがとうございました。

この公演は、5月から7月にかけて、ほぼ二週間ごとにAプログラム『閉らぬカーテン』『男と女と男』(5月11日初日)とBプログラム『日曜日』を連続上演していきます。

来年2月の本公演までの間に劇団たちのスキルアップを図ることを目的に企画した公演ですが、横光利一作品との出会いも大きな収穫です。

横光利一は、戦前「小説の神様」と称せられ、川端康成とともに文学界のツートップだった時代もありましたが、戦中の戦意高揚が戦後に批判され、ほとんど顧みられなくなったようです。

今回、選ばれた3作品は、大正末から昭和初期にかけて執筆された戯曲で、当時はあまり高い評価を受けていませんでしたが、上演してみて思うのは、時代を先取りしていたんだな、ということです。

『閉らぬカーテン』は、互いにバツイチの夫婦が窓を閉めるか閉めないかで議論する不条理劇のはしりとも言えるものだし、『男と女と男』は、その戯曲様式が語りとも戯曲とつかぬ形式で書かれ、田舎暮らしの若い三人の男女の恋愛と友情を描いたもの、『日曜日』は、サナトリウム職員の男女の愛情の葛藤と患者たちの死生観を絡めたチェーホフの香りのする心理劇です。

生涯に11篇の戯曲を書いた横光利一ですが、いずれまた、ほかの作品も上演する機会があると思います。

終演後は、月曜サロン恒例の談話会で観客と演者の交流が図られました。
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# by yugikukan | 2015-05-26 07:26 | 日記
2015年 02月 28日

2015年観劇作品(1)

2015年、ここまでに観た芝居です。
これは自分のためのメモです。
★はあくまでも目安です。


1月17日(土)
Pカンパニー普通の人々~海外異色作家短編集~『おとなしい兇器』作:ロアルド・ダール『開いた窓』作:サキ『猿の手』作:W・W・ジェイコブス 企画・構成台本:内田龍磨 演出:内藤裕子 @スタジオP
★★

1月24日(土)
ストアハウスコレクション★マレーシア週間 PAC Dance Company『WExplode』ストアハウスカンパニー『箱ーBoxesーSince1998』 @上野ストアハウス
★★

1月25日(日)
千賀ゆう子企画『安吾を語る』構成・演出:千賀ゆう子 @ストライプハウスギャラリー


1月31日(土)
LiveUpCapsuies公演『明日へ行く』作・演出:村田裕子 @王子小劇場
★★

2月3日(火)
岸田國士を読む。冬『異性間の友情と恋愛』演出:青柳敦子『恋愛恐怖病』演出:青柳敦子『モノロオグ』演出:山上優『「女らしさ」について』演出:青柳敦子 @MAMDALA
★★

2月6日(金)
劇団民藝公演『ヒトジチ』作:ブレンダン・ベーハン、演出:丹野郁弓 @紀伊国屋サザンシアター


2月7日(土)
『Something Like Mother』原作:EsCube 脚本・演出:佐々木総 @アトリエ第七秘密基地


2月27日(金)
劇団東演公演『検察官』作:ゴーゴリ、演出:ベリャコービッチ @紀伊国屋サザンシアター 
★★

3月7日(土)
インプロ部Platform『いと、といと。』構成演出:住吉美紅 @かもめ座
★★

3月8日(日)
STS『卒業とスタート』作・演出:斎木隆行 @阿佐ヶ谷アルシェ


3月8日(日)
劇団NLT『ミントティー、それともレモン…?』作:ダニエル・ナヴァーロ=オドゥクール&パトリック・オドゥクール 演出:山上優 @銀座みゆき館劇場
★★

3月16日(月)
ビーチャムカンパニー『対話篇 美しい星』作:三島由紀夫 構成・演出:川口典成 @左内坂スタジオ
★★

3月19日(木)
劇団銅鑼『父との旅』作:青木豪 演出:磯村純 @俳優座劇場
★★

3月21日(土)
俳小『子供の時間』作:リリアン・ヘルマン、演出:入谷俊一 @シアターグリーンボックスインボックス


3月21日(土)
モズ企画『童話憧憬』作:キム・ソンジェ 演出:荒川貴代、『どんでもない同居』作:イム・ウンジョン、」演出:吉村ゆう『憂鬱郡悲し村老い里』作:イ・ミギョン、演出:鈴木アツト @タイニイアリス
★★

3月25日(水)
ガラ劇『ガラ版矛盾』作・演出:ガラ林 @明石スタジオ
★★

3月29日(日)
コジョ『恋、抱かれて髑髏』作・演出:コイズミショウタ @ひつじ座


4月4日(土)
劇団昌世(チャンセ)『ソレモク』作・演出:ペク・ソギュン @タイニイアリス
★★

4月19日(日)
『ベアテ若き日のエポック』演出:児玉朗 @内幸町ホール


4月24日(金)
オフィスバル『桜blossom』作:桂小太郎 演出:黒川逸朗 @スタジオハコス


4月26日(土)
千賀ゆう子企画『すこやかな上着』 @ストライプハウスギャラリー


5月3日(日)
劇団一の会『白梅学徒看護隊の青春』脚色・演出:黒川礼人 @ワンズスタジオ
★★

5月16日(土)
前進座『番町皿屋敷』『文七元結』 @国立劇場
★★

(★★★サイコーです! ★★よかった ★何かが足りない)
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# by yugikukan | 2015-02-28 07:25 | 日記
2014年 07月 01日

今年上半期に観た芝居(3月~6月)

3月1日(土)杖とランドセル公演『明日、君を食べるよ』脚本・演出:なるせゆうせい 於:遊空間がざびぃ 

3月1日(土)劇団時間制作公演『もう一回、抱きしめて』脚本・演出:谷碧仁 於:阿佐ヶ谷アルシェ 

3月3日(月)Pカンパニー公演『猿飛佐助の憂鬱』作・演出:福田善之 於:吉祥寺シアター

3月7日(金)上野ストアハウス提携 龍昇企画『ヴィヨンの妻』作:犬井邦益 演出:木村慎吾 於:上野ストアハウス

3月8日(土)演劇ユニットコレカラクルーズ公演『クロージングデイキャロル』作・演出:樋口一樹 於:阿佐ヶ谷アートスペース・プロット

3月8日(土)かっぱ3兄弟公演『俺の湯~しかし、お前の湯でもある~』於:荻窪小劇場

3月9日(日)EXIT企画公演『世界のポーさん夢を買う』於:阿佐ヶ谷シアターシャイン

3月15日(土)劇団銅鑼公演『女三人のシベリア鉄道』脚本:森まゆみ 演出:野崎美子 於:俳優座劇場

3月16日(日)たこ足配線企画公演『あそこに見えるのはユートピア』作・演出:酒井菜月 於:明石スタジオ

3月27日(木)劇団可変(カビョン)『無惨なメディアの詩』作:パク・ミヒョン ドラマトゥルグ:キム・スクヒョン 演出:イ・ソング 於:タイニイアリス

3月29日(土)クリスタルレイク公演『おい!そこの幻』構成・演出・振付・面つくり:しかたともこ 於:かもめ座

3月30日(日)ガラ劇公演『水芝居 灰水 アク』作・演出:ガラ林 於:明石スタジオ

3月30日(日)演繹ユニットifatay公演『avance!!』作・演出:一晴 於:遊空間がざびぃ

4月18日(金)トウキョウ演劇倶楽部『to U』脚本:まつだ壱岱 演出:原田光規 於:あうるすぽっと

4月26日(土)ダンウエスト製作『新版 天守物語』原作:泉鏡花 脚本補綴:村上湛 総合監修:梅若六郎玄祥 演出:高橋正徳 於:東急文化村オーチャードホール

4月28日(月)劇団桟敷童子公演『海猫街 改訂版』作:サジキドウジ 演出:東憲司 於:すみだパークスタジオ

5月3日(祝・土)シアター・ユニット・サラ公演『シラノあるいは太陽と月に遊んだ男』作・演出:実村文 於:両国門天ホール

5月9日(金)劇団銅鑼公演『チャージ』作:田口萌 演出:西川信廣 於:成増アクトホール

5月10日(土)戯曲リーディング◆時代を築いた作家たち◆ウージェーヌ・イヨネスコ『禿の女歌手』演出:中屋敷法仁 『椅子』演出:ノゾエ征爾 於:シアタートラム

5月17日(土)劇団前進座公演『お染の七役』作:鶴屋南北 改訂・演出:渥美清太郎 於:国立劇場大劇場

5月22日(木)コメディ・オン・ザ・ボード+シアターカイ提携公演『イカイノ物語』作:マルセ太郎 演出:永井寛孝 於:シアターカイ

5月23日(金)グループK公演『いつか、どこかに』脚本:園田英樹 演出:高橋征男 於:笹塚ファクトリー

6月14日(土)劇団もっきりや公演『すなくいむしーそこから見た月は歪んでいてー』作・演出:杉浦久幸 於:本郷文化フォーラム

6月17日(火)テラ・アーツ・ファクトリー公演『デズデモーナ』作:岸田理生 構成・演出:林英樹 於:絵空箱

6月21日(土)日本の演劇人を育てるプロジェクト新進演劇人育成公演『阿部定の犬』作:佐藤信 演出:西沢栄治 於:スペース早稲田

6月25日(水)柴崎正道プロジェクト公演『ダナイード』作:岸田理生 演出:柴崎正道 於:絵空箱

6月27日(金)千賀ゆう子企画『満開の桜の下』作:岸田理生 演出:笠井賢一 於:駒場アゴラ劇場


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# by yugikukan | 2014-07-01 12:30 | 日記
2014年 02月 23日

2014年冬 近況走り書き

【最近の観劇作品】

1月12日(日)劇団解体社+テアトル・シネマ『ドキュメント ポストヒューマン・シアター2011-14』構成・共同演出:清水信臣+ズビグニェフ・シュムスキ 於:森下スタジオ

1月23日(木)名取事務所『運転免許 私の場合』作:ポーラ・ヴォ―ゲル 演出:小川絵梨子 於:下北沢「劇」小劇場

1月24日(金)俳優座公演『東海道 四谷怪談』作:四世鶴屋南北 演出:安川修一 於:俳優座劇場

1月30日(木)劇団キンダースペース公演『プラトーノフ』構成・脚本・演出・美術:原田一樹、於:シアターX

2月1日(土)千賀ゆう子企画公演『安吾を語る 夜長姫と耳男』作:坂口安吾、構成・演出:千賀ゆう子、於:ストライプハウスギャラリー

2月13日(木)tori studio Tokyo presents『朗読劇 父と暮せば』作:井上ひさし、演出:tori、於:Gallery Le DECO 

2月21日(金)泉鏡花×鳥山昌克公演『幻の絵馬』原作:泉鏡花、構成・演出:鳥山昌克、於:みみずく会館 


1月早々に「アナホリッシュ国文学」の編集長牧野十寸穂さんから泉鏡花特集の原稿依頼があった。1月中、久々に能のこと、泉鏡花のこと、そして、私の作ってきた演劇について振り返る時間が持てた。3月下旬に発行予定。

劇団櫂人旗揚げ公演が、10月に上野ストアハウスで行われることに決定。演目は、イヨネスコの「犀」。ところが、旗揚げ公演の前に一本公演が決まってしまった。依頼があって二本立て上演の一本を担うことになるのだが、「怪談牡丹燈籠 お札はがし」を上演することに。もう一本は、和田幾子氏演出の「文七元結」。ともに円朝ものなので、公演のタイトルが「圓朝弐題」となる。急きょ決まった公演だが、楽しみである。(4月12日・13日 西荻ターニング)

シニア演劇でご一緒した方がお二人、この2月に亡くなった。
一人は、劇団ジーバで活躍が期待された男性。ガンの治療中であった。もう一人は、昨年、「マクベスの妻と呼ばれた女」で、一番若い女中の役をやった女性。彼女は、四〇代で、虚血性心疾患による急死だったらしい。演劇の仲間が亡くなるのはとても寂しい。ご冥福をお祈りします。

日本演出者協会の近代戯曲研修セミナーで、森本薫を勉強している。「女の一生」「怒涛」といった後期の長編ではなく、ラジオ・ドラマ3本が課題戯曲に。心理の交錯する台詞劇。リズミカルで洗練された文体。森本薫の魅力がじわじわと感じられてきた。戦争の時代に戯曲を書き続けたが、戦争が終わる1946年に逝去。生きていたらどんな傑作戯曲を残しただろう。セミナーのゲストに大笹吉雄氏、小林勝也氏、西村博子氏らが参加。充実した研修が続いている。

5月に行われる小林拓夫企画の藤沢周平作品のリーディング公演の稽古も始まっている。リーディングとはいえ、かなり立体的な作品に仕上がりそうだ。北斎と広重の話。浮世絵が題材になっているので先日、大江戸博物館の「大浮世絵展」に足を運ぶ。日曜だったせいかどうかわからないが、超満員。浮世絵の人気の奥深さを見た。

3月下旬のテアトルアカデミー舞台演技クラスの発表も控えている。半年の稽古の成果を問う今回の作品は、清水邦夫の「楽屋」。この作品の完成度の高さをあらためて知る。世に演劇がある限り、女優が存在し続ける限り、この作品は、上演されるであろう。普遍的な作品、時代の流れの中で色あせない戯曲だと感じた。

5月に演出者協会国際部のメンバーと座内研修として、スタニスラフスキーの勉強会を行うことになった。1990年に出たロシア語版により、スタニスラフスキー研究はさらに進化しているようだ。「俳優の仕事 第三部 俳優の役に対する仕事」を課題にする予定。演出作品において俳優とのコラボを見直す契機にもなりそうだ。ここらでもう一度、初心に帰るということか。

現在、3本の作品を演出する日々、充実していないはずはない。
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# by yugikukan | 2014-02-23 16:21 | 演劇 
2013年 12月 31日

今年の下半期に見た芝居

6 月27日(木)リオフェス2013『ウロボロスの輪』作:岸田理生、演出:諏訪部仁 於:こまばアゴラ劇場

7月6日(土)こころで聴く三島由紀夫Ⅱ『リーディング 班女』作:三島由紀夫、演出:小林拓生 於:山中湖文学の森 三島由紀夫文学館

8月10 日(土)トウキョウ演劇倶楽部プロデュース『Moonlight Rambler~月夜の散歩人~』脚本:濱田真和 演出:小林拓生 於:きゅりあん小ホール

8月23日(金)劇団銅鑼 ドラマファクトリー『おかしな二人ー女性版ー』作:ニール・サイモン 訳:酒井洋子 演出:斎藤理恵子 於:銅鑼アトリエ

9月12日(木)千賀ゆう子企画『平家物語 第弐章』構成・演出:千賀ゆう子 於:座・高円寺2

9月14日(土)ストアハウスコレクション コルモッキル,『鼠』温泉ドラゴン『birth』於:上野ストアハウス

9月22日(日)劇団チョコレートケーキ『起て、飢えたる者よ』脚本:古川健、演出:日澤雄介、於:サンモールスタジオ

10月7日(月)THEATER MOMENTS『パニック+走れメロス』構成・演出:佐川大輔 於:中板橋新生館スタジオ

10月22日₍月)J-theater『日本人作家シリーズ コレクション・リーディングシアター』総合演出:小林拓生 於:下北沢シアター711

10月24日₍木)劇団ドアーズ公演『紙屋悦子の青春』作:松田正隆 演出:福沢富夫 於:劇場HOPE

11月3日₍日)演劇集団阿吽『空の記憶』作:浜祥子 演出:辰巳次郎 於:スタジオAR

11月3日(日)朗読劇『山頭火物語』作・朗読:中村敦夫 演出:窪島誠一郎 於:神保町岩波書店セミナールーム

11月7日(木)パルコ劇場40周年『ザ・スーツ』原作:キャン・センバ 演出・翻案・音楽:ピーター・ブルック 於:パルコ劇場

11月7日(木) 語部集団木偶坊、劇団もっきりや、「憲法寄席」創作集団、演劇工房の会 合同公演
『L7ー無色透明のクライシスー』作:杉浦久幸 演出:菅原司 於:深川江戸資料館小劇場

11月9日(土)青年座『テロリストは山手線に乗る』脚本・演出:松本陽一 於:青年座スタジオ

11月10日(日)劇団アドック『母』原作:三浦綾子 脚本:神尾哲人 演出:伊藤豪 於:麻布区民センター

11月14日(木)劇団俳小『幻燈辻馬車』原作:山田風太郎 演出:志村智雄 於:シアターグリーン ビッグツリー


11月15日(金)劇団俳優座『気骨の判決』作:竹内一郎 演出:川口啓史 於:紀伊国屋ホール

11月28日(木)劇団東演『ギィ・フォワシィの世界 救急車・関節炎』演出:原田一樹 於:東演パラータ

12月5日(木)劇団1980『謎解き河内十人斬り』作・演出:藤田傅 於:シアターX

12月14日(土)水の輪『生々流転 音楽と語りのオーケストラ』構成・演出:森うたう、伊藤・J・十一 於:せんがわ劇場

12月22日(日)『知られざる忠臣蔵』於:国立劇場

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# by yugikukan | 2013-12-31 21:24 | 日記
2013年 08月 22日

十回目の雪幻会

8月19日(月)、女優青木雪絵さんを偲ぶ「雪幻会」が板橋のアトリエそらで執り行われました。

出席者

浅田実可、江浦幸則、岡橋和彦、笠井賢一、木村真悟、木村紀子、草村礼子、斎藤緑、篠本賢一、菅野かおる、瀬川新一、辰野澄子、野口ひろとし、橋本桂子、藤田三三三、藤田佐知子、渕野陽子、蓬莱照子、宮内勝(敬称略、五十音順)

献杯のあと、青木さんとの思い出を語り合い、最後にありし日の姿をビデオでふりかえりました。
彼女との思い出を涙ながらに語る方も多くいらして彼女は今でも皆の心の中に生きていることが実感できました。
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青木さんのグラスにお酒を注ぐ草村礼子さん
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# by yugikukan | 2013-08-22 09:18 | 日記
2013年 06月 16日

ふたたび演劇のシーズンになる

【最近の観劇作品】

6月15日(土)流山児★事務所公演『アトミックストーム』作:佃典彦 演出:中屋敷法仁 於:座・高円寺 

6月13日(木)はえぎわ公演『ガラパコスパコス』作・演出:ノゾエ征爾 於:三鷹市芸術文化センター星のホール 

6月1日(土)ギィ・フォワシーシアター『動機×デモ隊+ショートコント4作』作:ギィ・フォワシー 演出:山崎哲史 於:シアターⅩ

6月1日(土)スパイラルムーン公演『月の岬』作:松田正隆、演出:秋葉舞滝子 於:「劇」小劇場

5月23日(木)新国立劇場『アジア温泉』作:鄭義信 演出:ソン・ジンチェク 

5月11日(土)はすいけタイムス『ベント』作:マーティン・シャーマン 翻訳:青井陽治 演出:ナガノユキノ 於:まったなしスタジオ 

5月3日(金)劇団銅鑼『不思議の記憶』作・演出・美術:大谷賢治郎 於:劇団アトリエ

4月28日(日)Pカンパニー『鼎たたいて鳴るよしもがな』作:竹本穣 演出:小笠原響 於:シアターグリーン

4月25日(木)劇団青年劇場『田畑家の行方』作:高橋正圀 演出:福島啓子 於:紀伊国屋サザンシアター

4月21日(日)演劇やろう会『神様からの贈り物』作・演出:畑嶺明 於:野方ホール

4月8日(月)J-Theater『岸田國士リーディングシアター』作:岸田國士 演出:小林拓生 於:小劇場楽園

4月3日(水)上方舞『舞散華』出演:吉村桂充 於:南蔵院本堂


3月から6月にかけて、少し肩の力を抜いた日々を送った。
2月の遊戯空間公演が終わったあと、その残務整理、その間アマチュアグループ(テアトルアカデミー舞台クラス、演劇集団JIBA)の演出を2本こなす。

そしていよいよシーズン到来、めまぐるしい日々がふたたびやってくる。
6月下旬には友人の南相馬のバレエ教室の発表会にボランティア出演。
7月上旬は、山中湖畔の三島由紀夫文学館でワークショップ講師。
7月12日には劇団櫂人の「例外と原則」の再演。
7月下旬から遊戯空間公演の稽古が本格的にはじまる。
9月には演出者協会の近代戯曲セミナーで久保栄作品に挑む。
11月には板橋から戦争を語り継ぐ『継志』の三年目。今年のテーマは「空襲」、中国重慶の爆撃をクローズアップする。
12月には昨年の『全段通しリーディング 仮名手本忠臣蔵』の再演。
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# by yugikukan | 2013-06-16 11:30 | 日記
2013年 03月 29日

2013年1-3月までの観劇作品

【2013年冬季の観劇作品】


3月31日(日)東京ハイビーム公演『最終電車』作・演出:吉村ゆう 於:シアターKASSAI

3月29日(金)劇団チョコレートケーキ公演『あの記憶の記憶』作:古川健 演出:日澤雄介 於:サンモールスタジオ

3月28日(木)劇団チョコレートケーキ公演『熱狂』脚本:古川健 演出:日澤雄介 於:サンモールスタジオ 

3月26日(火)世の中と演劇するオフィスプロジェクトM公演『ハルメリ』作:黒川陽子 演出:丸尾聡 於:座・高円寺

3月24日(日)劇団ウルトラマンション公演『バイバイドロシー』作・演出:安藤亮司 於:明石スタジオ 

3月21日(木)名取事務所公演『THE PILLOWMAN』作:マーティン・マクドナー 翻訳・演出:小川絵梨子 於:「劇」小劇場

3月17日(日)劇団TirNaNog公演『畢生の微笑』作・演出:山崎亨太 於;明石スタジオ

3月17日(日)劇団半開き『問ウ』作・演出:日比野線 於:遊空間がざびぃ

3月16日(土)笹塚ファクトリーチャリティ企画『今 伝えたいこと(仮)』福島県立相馬高校放送局×ふくしま会議 於:笹塚ファクトリー


3月15日(金)日本音楽集団定期演奏会『メグリ・カクレ・アハレ』於:津田ホール

3月14日(木)劇団東演公演『長江 乗合い船』作:沈虹光 演出:原田一樹 於:東演パラータ

3月2日(土)劇団銅鑼公演『からまる法則』作:小関直人 演出:松本祐子 於:俳優座劇場

2月23日(土)韓国現代劇ドラマリーディング『白い桜桃』作:ペ・サムシク 翻訳:木村典子 演出:明神慈 於:シアタートラム

2月23日(土)韓国現代劇ドラマリーディング『朝鮮刑事ホン・ユンシク』作:ソン・ギウン 翻訳:浮島わたる 演出:広田淳一 於:シアタートラム

2月22日(金)韓国現代劇ドラマリーディング『海霧』作:キム・ミンジョン 翻訳:宋美幸 演出:鈴木アツト 於:シアタートラム

2月15日(金)劇団 マウス オン ファイア『消滅するまえに…』作:サミュエル・ベケット 於:シアターカイ

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# by yugikukan | 2013-03-29 11:43 | 日記
2013年 02月 28日

公演終了

「詩×劇 未来からのことばーもし成就するならばー」ご来場いただき、ありがとうございました。
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# by yugikukan | 2013-02-28 10:30 | 日記
2013年 01月 30日

「詩×劇 未来からのことばーもし成就するならばー」について

「詩×劇 未来からのことばーもし成就するならばー」は、和合さんの新しい詩集「廃炉詩篇」を軸にしています。私たちはこの新しい詩集に、今までの和合さんとは違う新たな境地を感じ、感動しています。

和合さんの初期の詩集は、シュールレアリスムで書かれていました。破壊的ともいえる言葉の衝突の向こう側に見え隠れするのは、今ここにはいない亡きものへのやさしいまなざし。まるで、お墓で遊ぶ子供のような無邪気さと魂の世界との交流を感じました。

やがて、和合さんに子供ができると、和合さんの詩の遊び場が、お墓から児童遊園に変わっていったような気がします。おもちゃ箱をひっくり返して遊ぶ生命力にあふれた子供が、和合さんの詩行を駆け回っていました。家族への愛、高校教師和合さんの学校の生徒への愛。死の世界の扉は閉じ、生の喜びが開放されていました。

そして震災。

和合さんの心はばらばらになり、詩を生み出せなくなった和合さんは、部屋中に散乱したことばの破片を福島から世界中に投げつけはじめました。「詩の礫(つぶて)」として。東京にいた私にも礫は届きました。頭にコチンとあたったそれは和合さんからのSOSに感じられ驚きました。ショックを受けました。いてもたってもいられなくなり「詩×劇 つぶやきと叫びー深い森の谷の底でー」という演劇をつくりました。

そして、震災から一年後。

まさに世界中に礫を投げ続けていた和合さんは、新たな詩を書き始めました。

それが

「廃炉詩篇」

です。

声をつぶした役者が、その回復と共に新たな声を獲得し、ひと皮むけ迫力を増すことがあります。和合さんの新しい詩はまさにどすのきいた声で私の心をわしづかみにしました。

 廃炉まで四十年(現時点)
   ところでわたしの言葉の
     原子炉を廃炉にするには
       何年かかるのだろう

和合さんの新たな詩には、世界の災禍に対して発せられているかのような強さ、大きさがあります。しかもかつての和合さんのシュールさがよみがえり、詩行はエネルギーに満ち溢れています。

「詩×劇 未来からのことばーもし成就するならばー」は、「廃炉詩篇」に和合さんの再生を感じた私たちが、そのことばを借りて発信する演劇です。

和合さんのことばの魅力すべてを演劇にしようと挑戦している作品です。

皆様のご来場をお待ちしております。

2月8日(金)~10日(日)
両国・シアターカイ

ご予約・お問合せ 090-3474-7999(制作携帯)
info@yukikukan.com
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# by yugikukan | 2013-01-30 08:24 | 日記
2013年 01月 09日

本格的始動!

現在、和合亮一さんの新作「廃炉詩篇」をテキストにした、「詩×劇 未来からのことばーもし成就するならばー」に取り組んでいます。本番まであとひと月、稽古が本格的に動き出しました。和合さんの書いた言葉が、対話、モノローグ、身体表現など、さまざな位相で再構成され、福島で詩を書き続ける詩人の苦悩を描く舞台になる予定です。詩人役、福島の人々役、コロスなどの登場する現代版ギリシア劇のようなものを考えています。

世の中は、政権がかわり、新たな舵がきられようとしていますが、一昨年前の原発事故は、まだ何も解決していません。というか、まだ実態さえつかめていないようなのです。メルトダウンした放射性物質が、現在どこまで落ちているのか、調査しようにも放射能が強くて近づけず、正確に把握できていないのです。原子炉格納容器という入れ物から落ちた放射性物質は、東電の話では、格納容器の下ばりのコンクリートの床が1メートルの厚さで、いま70センチは溶けているけど、あと30センチあるので、持ちこたえているはずだ、との憶測を言っているようです。(昨夏)2800℃ともいわれる物質をコンクリートがどこまで支えることが出来るのでしょうか。
それでも政府は原発再稼働、推進をほのめかし始めました。
世間では原発をよく「トイレのないマンション」に例えます。
最新設備で快適を売りにした新築マンションに入居しようとしたところ、トイレがない。どうすればいいのか聞くと、おむつをして生活し、汚れたおむつは押し入れの中にしまっておいてください。いずれ何とかしますから、と。
私のうちにも今、赤ん坊がいるので、日常的にオムツのごみが出るのですが、これを処分できずに、ためておくことなど考えられません。
原発から出る放射性物質のゴミのなかには、その影響がきえるまでに数10万年かかるものがあるといいます。これを無害化できる技術をまだ人類はもっていません。それなのに原発再稼働、原発推進なのでしょうか。
経済効率を言い訳にそんな危険ことを続けることは、想像力の欠如に他なりません。
私は、演劇というものを続けてきた証に、いま何が起こり、これから何が起こるかもしれないのか、あるいは、何が起こせるのか、想像力を駆使したいと思います。

2月8日~10日、シアターカイでお会いしましょう。
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# by yugikukan | 2013-01-09 07:27 | 日記
2013年 01月 01日

明けましておめでとうございます

新しい年が始まりました。

今年は遊戯空間旗揚げ25周年です。

2月に「詩×劇 未来からのことばーもし成就するならばー」
8月、9月に「子宝善哉」
12月に「全段通しリーディング 仮名手本忠臣蔵」

を予定しております。

どうぞよろしくお願いします。

篠本賢一
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# by yugikukan | 2013-01-01 01:47 | 日記