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幕間のメモ帳

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2005年 04月 05日

前進座公演「息子 玄朴と長英」

4日夜、前進座公演「息子 玄朴と長英」観る。「息子」は日本語の台詞とその行間の間合いがとてもきれいだった。番やで親子が対面するが、なかなかお互いが、気づかないというところに、戯曲の、そしてこの作品を演出する際の課題を感じた。「玄朴と長英」は、いままでに何度か見たことがあったが、俳優に存在感の大きさがあり、古典とも向き合う前進座ならではのよさが出ていたと思う。男同士の、自分の立場を守るために友を虐げるほどの嫉妬心。虐なければ自分が崩れてしまうような価値観の違い。人生に何らかの挫折感を感じたことがあれば、心打つ男のドラマだ。上演が繰り返されるのも納得できる優れた戯曲だと思う。個人的な好みでは、シンプルな中に親子の情愛を描いた「息子」に軍配を上げたい。
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by yugikukan | 2005-04-05 02:04 | 演劇 


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