幕間のメモ帳

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2011年 05月 18日

南相馬市に行く 2

高速常磐道をいわき方面へ。

出発から約一時間半、8時ごろ、友部Pで休憩をとる。

茨城県日立のあたりだろうか。右手に海が見える。

津波をもたらした海。

これから向かう地へと続く海。何か敬虔な気持ちなり、音楽をとめた。

いわきジャンクションから磐越道にはいり、小野出口でおりる。11時ごろ。

349号線を川俣に向えとの指示だったが、ナビが右折を促す。

地の利のない私は、そこで曲がってしまう。

山道。ヘアピンカーブを上がったり下がったり。

そこは放射能レベルが高く、避難区域にしていされた飯舘(いいたて)村だった。

まばらな人家にも人の気配はない。

「立入り禁止」の看板で慣れぬ山道を迂回するうちにどんどん道に迷ってしまう。
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南相馬で待つYと連絡をとろうとして携帯をかけるが、山の中で圏外。メールは送信保留になる。

携帯のつながらない状況にあの日の記憶がよみがえる。

少し行くと、前方に三人の警察官。
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「防護マスク」「ヘルメット」。若い一人のヘルメットには「北海道警察」の文字が。

その北海道警察官とおぼしき人が、言う。

「ここからは入れませんよ」

「南相馬に行きたいのですが」

「あちらの方面へ行って県道12号線に出てください。南相馬に行く道はそこしかありません」

車の窓を閉めてUターンする。

あ、窓開けちゃった!

放射性物質吸い込んじゃったかな・・・。

山道を登っていると視界がひらけた場所があった。
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飯舘村を眺望する。

新緑が美しい。

しかし、そこには飛んでいる。

見えない恐怖、放射能。

途中「災害支援」の旗をつけた自衛隊のジープと何度もすれ違う。

山道も地震の影響で時折、道路が陥没したりして、注意を促す目印が立っている。
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県道12号線にやっと出る。

12時を過ぎていた。携帯がつながり、12号線から直進、南相馬へ向かうと告げる。
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by yugikukan | 2011-05-18 08:13 | 日記


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