幕間のメモ帳

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2011年 06月 11日

中津川地歌舞伎共同企画の今年の演目

昨年に続き、日本演出者協会では、演劇camp in 中津川を開催する。

私はそのなかで、地元の文楽とのコラボレーション「絵本大功記」に参加した。

恵那文楽さんが一番ポピュラーな十段目を文楽で上演、私たちは浄瑠璃床本で、発端、一段目、二段目、そして、上演記録がほとんどない十三段目を、俳優の身体と声に頼ったシンプルな演出で上演した。普段は断片化されている「絵本大功記」が、一貫したドラマになり、その上演成果は大きい。

カーテンコールは、私たち現代劇に携わる者たちと恵那文楽さんの一同が会し、この上演の意味を象徴し壮観だった。

そして、私は東京から参加のチームで演出という大役を受け持ったが、概ね好評を得られたようで胸をなでおろした。


岐阜県中津川市は、木曽街道に程近く、山間の地域だが、いくつもの歌舞伎小屋があり、歌舞伎保存団体が盛んな活動をしているようだ。

そのなかでも大変お世話になったのが、中村津多七師匠。

地元の伝統芸能と私たちのパイプ役になっていただいただけではなく、ご本人も文楽の太夫をつとめられ見事だった。

上演翌日に行われた「体験セミナー」では歌舞伎の化粧、所作などを習った。


今年は震災の影響で企画会議が、難航していたようだが、ようやく今年の演目があがってきた。

なんと「仮名手本忠臣蔵」!

しかも、師匠の提案では全幕で、とのこと。

七段目一力茶屋の場が、松竹とは違った型があって、歌舞伎でやるとのこと。

それを軸にこちらの絡み具合がこれから決まっていく。

突然、もたらされたあまりにも重く、だがやりがいのある課題。

楽しみだ。



さて、「詩×劇」稽古は順調、ほかに本番があって、稽古途中参加のものが参加し始め、いよいよギアが入ってきた感じである。

ここからは、現場の体調管理も問題になりそうだ。ケガ、病気のないように稽古を進めたい。
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by yugikukan | 2011-06-11 07:59 | 日記


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