幕間のメモ帳

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2011年 06月 13日

まだ明るいのに

周知のとおり、遊戯空間に限らず多くの演劇は、公演に出演しても経済的に潤うわけではないので、たいてい、役者や演出家はアルバイトをしなければなりません。

ところが、昼間にアルバイトをしていると、どうしてもそちらが本業で、演劇は趣味のように感じられてくるため、せめて気持ちだけはプロでいたい、と昼間に稽古し、夜は「食うために仕方ないから」などと意地を張ったりしながらアルバイトに行きます。

男女ともに20代、30代のうちはこれでもいいのですが、これが40代以上になると、稽古が終わってから深夜、あるいは稽古前の早朝にアルバイトというのは、体力的になかなか辛いわけです。

私ももう今年は50代に突入しますが、しばらく前から遊戯空間は、稽古は昼間から夜に変えました。

私だけではなく、参加メンバーのアルバイト事情もあるからです。

たとえば以前は、女優も稽古が終わると、夜の銀座、六本木に消えて行ったりしていましたが、さすがに、ある程度の年齢になると、そういった仕事は難しくなります。

男も深夜、早朝のアルバイトは辛いものです。

私も経験がありますが、軽作業であっても、深夜に仕事をしていると、昼間は頭に砂嵐が舞っているような、サーッという音がなりつづけ、いつもぼーっとしてしまいます。

寝不足、というのは本当に生きた心地がしません。

ですから最近の遊戯空間は、第二稽古場(酒場)に向かうのは、夜十時近くです。

そこから熱い議論が再び始まり、皆、終電車で帰宅していきます。

今日、久しぶりに稽古が昼間行われました。

理由は特にありません。

今日は日曜日なので、昼間でもアルバイトとの関わりがないということ、それから、今取り組んでいる詩×劇はなかなか集中力がいるために、あまり長時間稽古できないので。

参加している役者さんの疲れもたまってきました。

毎日代役をやってくれている役者さんは、声に疲れが出てきたようです。

感謝。

さて、激しさを増す稽古の後、稽古場を出るとまだ明るく、今日は第二稽古場への道のりがなんとなく後ろめたい。

「まだこんなに明るいのにいいのかい、酒など飲んで」と、心のどこかで天使がつぶやいています。

しかしながら、天使には「これも稽古の一部だ」といつもの理屈で説き伏せて、予定通り、第二稽古場へ足を運びました。

今日は、遊戯空間の常連メンバーで魚のおいしいお店へ。

そういえば、あの時からもう十年、などという話も出たりして。

まだ暮れきらない七時ごろ解散、一同帰路へ向かいました。
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by yugikukan | 2011-06-13 00:53 | 日記


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