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幕間のメモ帳

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2011年 06月 29日

稽古は休み

火曜日は、昼間、講師をしている演劇教室で仕事をした後、
夜、日本演出者協会のある西新宿の芸能花伝舎に行き、まず、広報部のミーティングに出席し協会誌「D」の打合せ、一時間後、国際部のセミナー、ロシア特集のワークショップにも顔を出す。

帰り際、遊戯空間でいつもお世話になっている坂東富貴子先生にばったり出会う。富貴子先生は、来月上演の日本舞踊協会新作公演「かぐや」の稽古で連日花伝舎にいらしているようだ。

帰りの方向が同じなので、先生を赤塚まで車でお送りする。

その車中、「かぐや」の見どころや創作秘話、苦労話などを聞かせていただいた。
富貴子先生は、制作をやりつつ、台本も執筆したとのこと。

さぞやご苦労もおありだったろう。

舞踊(アート)と科学(サイエンス)のコラボレーション

と銘打たれた作品で、理化学研究所,宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの協力を得ている。

巨大スクリーンに最新鋭の宇宙の写真が、和の殿堂「国立劇場」に浮かび上がるのだそうです。

さぞや壮観なことでしょう。


科学と芸術のコラボといえば、昨年お亡くなりになった免疫学者・多田富雄先生が主催しておられた「自然科学とリベラル・アーツを統合する会―インシュラ」が思い起こされます。

昨年、東京大学の安田講堂で行われたインシュラの会合に出席しました。
テーマは「食」。
手始めに五穀豊穣を願う三番叟が能役者によって舞われ、それから数時間、現代の農業、そして、食文化についての様々な考察が紹介されました。

なかでも、「松本農法」というものに興味をもちました。

松本農法は無化学肥料・無農薬栽培を基本とし、誰もが安心して食べることの出来る、作物本来の味のするおいしい農作物を作るための農法で、様々な微生物のはたらきを応用した完熟堆肥と無化学肥料を用いることで、土壌と作物自身の力を最大限に引き出すことができ、病虫害にも強いという特徴を備えているそうです。

さて、代表の松本明さんは宮城県石巻市に居を構えていたようですが、今どうされているのでしょうか。

多田先生は、その会合ののち、数週間後にお亡くなりなりました。

からだの不自由な先生が、キーボードから電子音で声を発していらっしゃったお姿、今でも目に焼き付いています。

by yugikukan | 2011-06-29 03:51 | 日記


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