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幕間のメモ帳

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2011年 07月 12日

つぶやきと叫び 舞台写真

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撮影は宮内勝さんです。

原版の色合いの素晴らしさがこの画面ではお伝えしきれないのが残念です。

宮内さんには2001年の「曾根崎心中」以来、遊戯空間の公演をすべて撮って頂いております。

一度完成した舞台が、形を変えてよみがえる写真の数々にいつも驚かされます。


本番をご覧になっていない方のために舞台の状況を説明します。

前面中央にあるのは、原発建屋を彷彿させるオブジェ。
舞台の縁には波を思わせる装飾があります。

原子力建屋のオブジェから赤色、黄色で同心円が描かれています。
「詩の礫」を語る時、俳優はこの同心円の外側にいます。

俳優の衣装はさまざまで、傍らには鞄、ペットボトルなど小荷物が置いてあり、人々の「避難」を暗示しています。

俳優は、避難区域から遠く離れた東京に住む我々自身であると同時に、避難されている福島の方々の分身でもあり、そしてまた、今なお原発の危険に声を発し続けている和合さんの姿でもあります。

挿入された「礫」以前の詩作のシーンは、その円形の内側で演じられます。かつてそこには自由な大地があったことを忘れないために。



私たちがこのような扮装をして、「礫」を語るとき、その言葉は、今だに厳しい生活を余儀なくされている方々に、どのように伝わっていくのでしょう。

おそらくそれらは、無力な言葉であり、何の解決にもならない行為になってしまっていたかもしれません。

しかし、この事態に対して、誰かが言葉を発しはじめ、行動しはじめなければ、被災地はますます取り残されてしまいます。

「怒り」の感情を忘れてしまった物分かりの良い羊になってはいけないのです。



公演を終えてさまざまなご意見ご感想をいただいております。

衿を正して、前進していきたいと思います。

by yugikukan | 2011-07-12 10:41 | 日記


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