幕間のメモ帳

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2013年 01月 09日

本格的始動!

現在、和合亮一さんの新作「廃炉詩篇」をテキストにした、「詩×劇 未来からのことばーもし成就するならばー」に取り組んでいます。本番まであとひと月、稽古が本格的に動き出しました。和合さんの書いた言葉が、対話、モノローグ、身体表現など、さまざな位相で再構成され、福島で詩を書き続ける詩人の苦悩を描く舞台になる予定です。詩人役、福島の人々役、コロスなどの登場する現代版ギリシア劇のようなものを考えています。

世の中は、政権がかわり、新たな舵がきられようとしていますが、一昨年前の原発事故は、まだ何も解決していません。というか、まだ実態さえつかめていないようなのです。メルトダウンした放射性物質が、現在どこまで落ちているのか、調査しようにも放射能が強くて近づけず、正確に把握できていないのです。原子炉格納容器という入れ物から落ちた放射性物質は、東電の話では、格納容器の下ばりのコンクリートの床が1メートルの厚さで、いま70センチは溶けているけど、あと30センチあるので、持ちこたえているはずだ、との憶測を言っているようです。(昨夏)2800℃ともいわれる物質をコンクリートがどこまで支えることが出来るのでしょうか。
それでも政府は原発再稼働、推進をほのめかし始めました。
世間では原発をよく「トイレのないマンション」に例えます。
最新設備で快適を売りにした新築マンションに入居しようとしたところ、トイレがない。どうすればいいのか聞くと、おむつをして生活し、汚れたおむつは押し入れの中にしまっておいてください。いずれ何とかしますから、と。
私のうちにも今、赤ん坊がいるので、日常的にオムツのごみが出るのですが、これを処分できずに、ためておくことなど考えられません。
原発から出る放射性物質のゴミのなかには、その影響がきえるまでに数10万年かかるものがあるといいます。これを無害化できる技術をまだ人類はもっていません。それなのに原発再稼働、原発推進なのでしょうか。
経済効率を言い訳にそんな危険ことを続けることは、想像力の欠如に他なりません。
私は、演劇というものを続けてきた証に、いま何が起こり、これから何が起こるかもしれないのか、あるいは、何が起こせるのか、想像力を駆使したいと思います。

2月8日~10日、シアターカイでお会いしましょう。
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by yugikukan | 2013-01-09 07:27 | 日記


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