幕間のメモ帳

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2005年 05月 29日

新国立劇場「その河をこえて、五月」

27日(金)新国立劇場「その河をこえて、五月」観る。韓国に語学留学している日本人が河川敷で桜のお花見をしようとしている。そこに集う日韓両国の人々のやりとりを通じて、過去の、そして現在の問題が浮かび上がってくる。日本人の登場人物は、介護用品のサラリーマン、不登校生徒、在日韓国人など劇中の問題を浮かび上がらせんためのキャラクター設定だったのに対し、韓国人の設定は、次男のカナダ移民問題にゆれる一家族を登場させた。そこは作家の平田オリザ氏と金明和氏との違いでもあるが、両国の民族性の違いが伺え興味深かった。個と個の結びつきが如何に危うくなっているかを描いた日本人。家族が、血のつながりが、如何に分かち難いものであるかを描いた韓国人。全体的にドラマの進行は平田氏の方法で進められた印象があるが、水と油ほど違う両国の人々のすれ違いと結びつきがうまく現れていたと思う。三田和代氏と白星姫氏が歌う「浜辺の歌」に感動した。
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by yugikukan | 2005-05-29 19:55 | 演劇 


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