幕間のメモ帳

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2008年 07月 17日

もうすぐ本番

「言葉の力 詩・歌・舞 -石牟礼道子・多田富雄 深き魂の交歓-」
いよいよ21日に幕を開けるが、
 
疲労はピーク、フラフラである。

言葉がからだの中で混濁している。

共演の劇団民藝の岡橋和彦氏がこんなことを言った。かつて名優が台詞に詰まった時、

「台詞は、入ってるんだけど、出て来ないだけなんだよな」

名文句!

私のなかにある言葉よ、今日はちゃんと出て来ておくれ。

チケットはすでに完売だそうだ。

うれしいけれど、責任重大。

そんな時に思い出されるのはわが師榮夫先生の言葉、

「うまくやろうとするな!」

そうなのだ。今のこのからだから何が出てくるか、そのことに真摯に向き合おう、それに賭けるしかない。結果を予測操作してはいけないのだ。

どんなベテランも舞台の初日には緊張する。

そして回を重ねて心とからだの自由を獲得していく。

しかし今度は一発勝負だ。

一期一会。

いったいどんな時間を生きることができるのだろう。


ところで

昨日、受講生のKさんからこんなものを頂いた。

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そのなかに

「Speak what we feel, not what we ought to say.」(King Lear Ⅴ.3)

エドガー「感ずるままに語り合おう、儀礼の言葉はやめよう」

とあった。この言葉を胸に今日も稽古場に行くぞ。
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by yugikukan | 2008-07-17 09:44 | 日記


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