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幕間のメモ帳

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2006年 02月 28日

日本演出者協会「バトル・トークセッション」パート1

27日(月)、日本演出者協会主催「バトル・トークセッション」パート1に参加、というより、このスタッフです、私。

今夜は協会の歴代理事による「新劇とはなんだったのか、そして今、何なのか」というテーマで、戌井市郎氏(主に戦前の話)、瓜生正美氏(戦争体験と敗戦後)、福田善之氏(60年代)らのお話でした。

戌井市郎氏の戦前新劇の話、文学座分裂当時の話は、貴重な証言でした。

新劇とは、リアルなものを求めて、素人の眼差しをもった者が、旧劇に対抗して作った演劇か。
かの夏目漱石が、六代目菊五郎に「素人になれるか」と問いかけたが、その意味が彼らには理解されなかったという。また、長らく歌舞伎俳優は、新劇の世界の者と話すとき、「私たち芝居の世界では・・・・」と、言う言い回しをするらしい。つまり、こちらは芝居の世界には入ってないということだ。新劇人が、どんな見方をされていたかが分かる。

来週は、6日(月)は劇評家宣言、7日(火)は、中堅演出家(青井陽治、鈴木裕美、鐘下辰男、宮田慶子、鴻上尚治、流山児祥)による「私にとって良き俳優、悪しき俳優」もあります。

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by yugikukan | 2006-02-28 01:46
2006年 02月 27日

先週は4本

20日(月)昼、演劇企画集団楽天団「ダーウィンへの最後のタクシー」。
オーストラリアの劇作家、レグ・クリップ作。タクシー運転手がガン宣告され、タクシーに乗って彷徨の旅に出る。中野・スタジオあくとれ。超満員。最前列桟敷席。

同夜、流山児★事務所「ハイライフ」。
カナダの劇作家、リー・マクドゥーガル作。イカレた奴らが、ATMから大金をせしめようとするのだが・・・。下北沢劇「小」劇場。超満員。二階スタッフスペースの追加席。

24日(金)竹浪明氏監督の映画上映とゴシックハープ演奏の夕べ。新作「隣室」は、デクノボウの如き男もしくは人形が、現世の「隣室」から、世の中の様々な事象に暖かいまなざしを向けている。汚れなき竹浪氏の魂にふれる想いであった。ここでも超満員。端の座り心地のよさそうなソファをゲット。が、これは関係者席だった模様、しかも外は雨模様・・・。渋谷アップリンクにて。

25日(土)演劇倶楽部「座」 詠み芝居「おたふく」。山本周五郎原作。
午後五時、昼の部を観たH氏、H嬢と赤坂で待ち合わせ。
午後六時、六本木でA氏と待ち合わせ。「おたふく」観劇のため、再び赤坂に戻る。(汗)

どれも楽しく充実した催しで、豊かな時間を過ごせました。
関係者の皆さんお疲れ様でした。

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by yugikukan | 2006-02-27 01:09 | 観劇
2006年 02月 16日

青年座公演「評決」

2月14日(火)、青年座公演「評決」観る。

2009年から「裁判員制度」が施行される。先進諸国では、当たり前の「陪審員制度」が、ようやく日本でも、実施されるということだ。しかし、この日本でもかつて「陪審員制度」はあった。昭和三年から実際に行われていたということ。昭和十八年、太平洋戦争激化のため、なくなった。戦後、この制度は直ちに復活せず、今日に及んでいる。いろいろと問題点も指摘されているようだ。

当時の陪審員の資格については、1=帝国国民たる男子にして三十歳たること、2=引き続き二年以上同一市町村内に居住すること、3=引き続き二年以上直接国税三円以上を納むること、4=読み書きをなしうること、となっている。参政権のなかった女性や身許の不明な者は除かれる。

ドラマの中で、妻の出産に立ち会えない男や、仕事にいけない男(キネマ会社)が不満を漏らしていた。映画「十二人の怒れる男」でも、野球のナイターに行けず不平を言う男がいた。これから始まる「裁判員制度」ではどのくらい拘束されるのだろう。
例えば、親の死に目にもあえないといわれる舞台俳優。本番直前に「すいません、裁判員の召集受けましたので。」で、現場は大混乱なんてことは・・・。

施行されれば、それは国民の義務ということになるわけだが、選挙に行かず、年金を払わない者の多い日本国民が、街頭の献血の呼びかけに素通りをしてしまう私たちが、どれくらい他者の運命に、ワイドショー的感覚を廃して、理性をもって判断を下せるのか。

「どーでもいいですよー」なんて感覚で裁かれるくらいなら、こんな犯罪犯さなければ良かったなんて泣きが入ったり、あいつらに俺の運命は託せ得ないなんて犯罪の抑止効果になったりして・・・あるわけないけど。
三谷幸喜作品に出てくるような「優しい」日本人に裁かれる日も近い―
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by yugikukan | 2006-02-16 01:11 | 演劇 
2006年 02月 11日

声の力ー古典芸能における声の復権

2月中の毎週水曜日、銕仙会能楽研修所での催し。

実演も交えてのパネルディスカッション。
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力―①自ら動き、また他のものを動かす作用をするもの。静止している物体に運動を起こし、動いている物体の速度を変えようとする作用。
   ②身につけた能力・実力。
   ③気力・意気込み。
   ④いかにも力がありそうに感じさせるもの。(岩波国語辞典)

とある。

オペラの声に「ちかなり」というものがあるらしい。近くではものすごく響くのに、遠くには届かない声。逆に近くではやや心細いのにちゃんと遠くまで届く声というのもあるということです。

by yugikukan | 2006-02-11 10:57 | 古典芸能